大会長挨拶

全国地域リハビリテーション合同研修大会開催にあたって

大会長 小倉リハビリテーション病院名誉院長 浜村明徳
副大会長 九州栄養福祉大学 学長補佐 橋元 隆

 この度、全国地域リハビリテーション合同研修大会を北九州にて行うこととなりました。大会のメインテーマは、「地域の”ちから”を育む~いま、我々は何をするか~」とし、これからの地域リハビリテーション活動のありようを探る大会にすべく企画いたしました。

 我が国の地域リハビリテーション活動は、1999年に国の事業として始まり、多くの都道府県で実施されました。しかし、国の補助金が見直されたり、関係者の理解が進まなかったことなどが絡み、衰退傾向にあったことは否めません。

 近年、地域包括ケア体制づくりが進むにつれ、地域リハビリテーションの重要性が認識されるようになってきています。一昨年の全国調査では、「地域リハビリテーション支援体制が、都道府県や市町村等の事業推進に大きな影響を与えている」ことや「地域包括ケアシステム構築に資する医師会と連携した地域リハビリテーション体制の構築が重要な課題となる」ことが明確となっています。

 そこで今回は、長年、我が国の地域リハビリテーションを牽引してこられた澤村誠志先生と大田仁史先生に、これからの地域リハビリテーションに何を期待されているか忌憚のないご意見をうかがうことといたしました。

 また、地元の地域づくりの実践報告(ポスター)と意見交換も計画しております。

 そして、地域包括ケア・地域リハビリテーションの推進に重要な課題となる地域づくり活動について、行政が取り組む活動と医療・福祉施設が取り組む活動の先駆的事例を紹介する2つのシンポジウムを企画しています。加えて、アジアの地域づくり等の活動を支援されておられる小川全夫先生に、地域を育むそのあり方についてお話しいただきます。

 最後には、産業医科大学の松田晋哉教授に地域づくりの重要性をまとめていただく予定です。
2日間にわたる大会ですが、これからの地域包括ケアや地域リハビリテーションの推進にお役に立てる企画となっておりますので、一人でも多くの方々のご参加を心からお願いいたします。