昨年に引き続き今年も4月に入職した職員による新人座談会を企画しました。
社会人としてスタートし半年が経つ中、仕事のやりがい、社会人になっての生活…等々、話して頂きました。
座長は共和会歴20年の作業療法士(主任)です。
座談会は最初から和やかな雰囲気の中で行われました。
参加者
山口県宇部フロンティア大学卒
熊本県熊本総合医療リハビリテーション学院
山口県九州栄養福祉大学
福岡県九州リハビリテーション大学校
共和会を知ったきっかけと就職の決め手は何だったのかを教えてください。
私は看護学生の時に参加した就職説明会で(共和会を)知りました。就職の決め手は実習でリハビリテーションを目的とした患者さんと関わり、看護師の役割が大切と感じ回復期リハビリテーションを積極的に行っている当院を選びました。小倉リハビリテーション病院の明るい雰囲気や充実した教育制度に魅力を感じ、「ここなら成長できる」と思い就職しました。
共和会を知ったきっかけは小倉リハビリテーション病院のスタッフが大学の講師をされていたことと、就職説明会で色々なお話しをお聞きしたからです。就職の決め手は、学生のときから興味があった障害や難病の分野に携わることが出来、患者さんやご家族の生活や心の支えになりたいと思ったからです。
私は実習が小倉リハビリテーション病院だったことがきっかけでした。リハビリテーションの現場ではスタッフから整容のことを説明され、自分の親がこういう状況だったらどう思うか、髪の乱れ、寝間着のまま人の前に出ること等…日々色々なことに配慮されていることを理解しました。病院全体で個人の尊厳を大切にしていることを知り、自分もこのスタッフの一員になりたいと思ったのが就職の決め手でした。
実際に共和会で働いてみて、今、感じていることは何ですか。
プリセプターや先輩看護師からは看護技術だけでなく、患者さんとのかかわり方など多くの助言をいただいています。先輩からのそうした助言や声掛けに支えられ安心して働けています。同期とは病棟内でわからないことを気軽に聞いたり、顔を合わせるとホッとしたりと、日々の励みになっています。
(実習生の時と違って)責任感が違いますね。仕事量もそうですし、見ている視線も視点も違っているように思います。学生時代の自分と考え方が変わったと実感しています。就職して6ケ月ぐらいに入って、やっと本来の自分を出せているというか、緊張がほぐれてきました。この間に色々と経験しステップアップしたと実感します。
私は実際に働いてみて、わからない時に相談に乗ってくださる先輩方や一緒に笑い合える同期がいて、働きやすいと感じます。現場では介助が必要な患者さんが多いのですが、色々と工夫をしてリハビリテーションを行っていくことで患者さんが自分らしく生活できるようになることが私にとって成長につながっていると思います。
仕事のやりがい…今後の目標を教えてください。
先輩たちの指導のもとで看護技術を身につけ、それを実践して患者さんの苦痛が軽減した時にやりがいを感じます。さらに入院時には障害の重い患者さんが歩いて帰られたり、機能が良くなって笑顔で退院される姿を見た時に喜びを感じます。今後の目標は患者さんが安心して入院生活を送り退院できるよう、専門的な知識を身につけて日常生活の改善や自立を支援できるような看護を目指していきたいと思います。
免許をとって作業療法士として働く中、(学生時代とは違い)今は責任があると感じています。一人の患者さんに向き合っていく事は難しい点も多いですが、担当した患者さんがリハビリテーションのゴールを達成し退院されたときには、作業療法士として関われて良かったと思います。
出来なかったことが(入院中に)出来るようになっていく患者さんの姿、笑顔で会話をされる姿を見た時にやり甲斐を感じます。今後の目標は勉強会などに多く参加してアセスメントの引き出しを増やせたらいいなと思っています。患者さんに頼られる理学療法士を目指したいと思います。
学生時代と社会人になってからの生活や考え方の変化がありましたか?
社会人となって一人暮らしを始めたこともあり、「責任感をもって働くぞ…」というためにも体調管理に気を使うようになりました。また、学生の頃よりも自由に使える時間が増えたことで、リフレッシュ・回復方法をみつけながら、仕事と生活のバランスを大切にできるようになりました。
私は熊本県から北九州に来たのですが、実家暮らしから一人暮らしとなり生活はガラッと変わりました。一人暮らしとなると家事をしなければならないし、時間とお金の使い方も色々と考える必要があります。お弁当をを持ってきているのですが、休みの日にまとめて作って冷凍しています。洗濯・掃除・食器洗い…等も自分でこなしていかねばならず、実家にいるときとは随分と生活が変わったと思っています。
私は社会人として体調管理に一層気を付けるようになりました。完全週休二日の休みがあり家族や友人と過ごす時間を確保してインターネットをしています。しっかりと息抜きをしてリフレッシュした状態で仕事に臨めるようにしています。最近も友達とカラオケにいってきました。仕事と遊びのメリハリが大事だと思います。
就活をしている学生さんへのメッセージをお願いします。
就職活動は不安や迷いがあると思います。実際に働き始めると学ぶことがいっぱいありますが、先輩たちがサポートしてくれるので安心してください。看護師は色んな職種と力を合わせて(患者さんの)その人らしい生活を取り戻せるよう支えていきます。患者さんの笑顔や回復を支えられるやり甲斐を実感できる仕事なので、興味があればまずは見学からでも気軽に来てください。
医療に携わる以上、患者さんの人生を左右する仕事は大変なことが多いと思いますが、わからない事や悩むことがあっても同期や優しく相談に乗ってくれる先輩方がいます。日々学ぶことができる環境にあるので安心して働くことが出来ます。また、サークル活動もあり、スポーツでしっかりと息抜きができたり、サークル活動を通じて他の階のスタッフとも関わることができるため楽しい時間を過ごすことが出来ます。
自分が就活している時期はすごく悩みました。実習時に見てきたことを自分ができるのか、という不安がありました。でも先輩に相談したり、同期に相談して共感してもらったりしながら楽しく仕事をしています。これからの未来に不安もありますが、それは皆同じだと思います。一歩一歩を踏み出して学んでいけたらと思うので、共和会に来て頂けたらいいなと思います。
本日の座談会では職種が違っていても志が一緒だと助け合っていけるものだと思いました。共和会はそうした中で互いを応援しながら進めていく…そんな組織なんだと改めて認識しました。本日は新人職員の皆さんとそうした私どもの魅力を共有できたと思いました。有難うございました。